Q&A|日々の育て方

Q&A

水やりをするとコケが浮いてしまうことがあるのですが、なぜでしょう?

コケは空気が乾燥すると、水分が蒸発しないよう葉っぱを閉じて乾燥から身を守ろうとします。しかし、コケ自体が乾燥しすぎて水分を失うと、軽くなって全体的に縮んでしまいます。この状態で水に沈めるとコケだけが浮いてしまいます。対策は、以下をご覧ください。

対策

普段、乾燥しすぎないよう注意して見ていただくと、盆栽の状態の変化に気づいていただけると思います。乾燥してくると、コケが色あせて白っぽく見えたり、触っても水気を感じずパサパサになったりします。これがコケや盆栽が乾燥しているサインです。営業時間中このように乾燥してしまうときは、水やりの回数を増やしてみてください。乾燥しているものだけ回数を増やしてもいいかもしれません。そうしていただければ商品が乾燥しすぎることがなくなり、結果としてコケが浮くこともなくなります。

それでも商品が乾いてコケが乾燥している場合、水やり用の容器に水を張り、盆栽の鉢底の穴から水を吸い上げさせる「腰水」という水やり方法を採ると、コケが浮いてしまうのを防げます。ポイントは鉢の半分くらいの高さまで水を張ることと、数分間は水につけたままにしておき、水を吸わせることです。