春日野の
諸木の若葉
いろゝに
もゆるがなかの
あせぼ白花
天之真榊 香取秀真
屋久島アセビ |
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葉 | 先のとがった楕円形のようなかたちで、新芽は赤く美しい。 |
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花 | 3~4月頃、スズランのような小さな白い花を房状につけます。 |
実 | 花後、うっすらと赤い丸い実をつけます。 |
耐寒性 | |
水やり | |
日光 | |
肥料 | |
- 屋久島アセビの育て方
置き場所
日当たりがよく風通しのいい場所を好みます。特に芽出しの時期と花の時期は乾燥しやすくな営ますので過度に乾かないように注意します。
屋外の場合
春や秋は日当たりのいい場所が最適ですが暑さには強くありません。気温が高く日差しがきつくなったら直射日光を避けて日陰に移すか、よしずなどで遮光しましょう。柔らかな風や、優しい雨は植物を十分にリフレッシュさせてくれます。
「春・秋」
日当たりと風通しの良い環境で育成しましょう。特に春は新芽が芽吹く大切な時期。よく日に当てて育成すると丈夫な葉になります。
「夏」
暑さにはあまり強くありませんので、日陰に移して育成します。小さな鉢を直射日光のものとに置いておくと急激に熱くなりますので要注意。また、夏の強い直射日光は葉が傷んだり、枯れたりする原因となります。すだれや遮光ネットで直射日光を遮るなど工夫が必要です。
「冬」
寒さには強いのですが、鉢が凍結しないようにしましょう。寒風や霜から保護できるムロや半屋内(寒い場所)などで管理します。屋内の場合
屋内で管理する場合、できるだけ日当りよく風通しのいい場所で管理します。エアコンの風 が直接当たる場所は避けましょう。
「春・秋」
風通しの良い窓辺などで育成しましょう。
「夏」
窓辺に置く場合には、レースのカーテンなどで直射日光をやわらげてあげると良いでしょう。夏場は乾きやすくなるので、水枯れには注意が必要です。北側の窓辺などでも元気に育ちます。「冬」
通年気温変化のない場所に置いておくと具合が悪くなります。真冬はできるだけ寒い場所で管理しましょう。せっかく花芽を付けても一年中暖かい場所に置いておくと綺麗に開花しません。
水やり
基本的には乾いたらたっぷり与えます。春~夏は乾きやすいのでよく観察しましょう。水やりの目安は、春秋は1日1回、夏は朝夕の1日2回、冬は3~4日に1回です。乾いていないときは、無理に与える必要はありません。
肥料
3月~10月は週1回を目安に液肥を与えます。その他の月は月1~2回を目安に与えるようにしましょう。肥料を与えることで丈夫で元気に育ち、花芽をつけやすくなります。(バイオゴールド ヴィコント564を基準にしています。)
※市販の液肥は種類によって与え方が異なります。ラベルをよく確認して与えましょう。
病害虫
病害虫はほとんどありませんが、稀にアザミウマなどがつくことがあります。乾燥するときは葉水を与えると予防できます。
- 屋久島アセビの詳しいお手入れ
屋久島アセビに適した用土
水はけのいい用土を好みますので、赤玉、腐葉土、鹿沼土を混用したもの使用します。
【石木花の土プラス】が適合します。
植え替え
若木は2~3年に1回、春の花後または秋に植え替えます。
樹形を維持する方法
開花後のなるべく早い時期、剪定して樹形を小さく整えます。その際、枯れ枝や重なり合った枝は、基部から切って風通しよくします。太い切り口には、枯れ込むのを防ぐために癒合剤(カットパスター)を塗りましょう。
肥料をしっかり与えていれば、剪定は多少強めに行っても大丈夫です。4~5月に剪定すると6月頃には新芽が伸び、夏の終わりには伸びた新芽の先端に花芽を形成します。新芽が伸びた後に剪定してしまうと、花芽を付けなくなる可能性があります。剪定の時期は大切です。
育成のポイント
〇花後は花がら摘みをしましょう。
〇剪定は4~5月に行います。
〇肥料をしっかり効かせると花付きが良くなります。
◯夏はできるだけ涼しいところで管理しましょう。しかし、完全な日陰ではなくある程度の日当りは確保します。
◯植物に四季を体感させてあげることで末永く健康的に育成できます。特に冬は2~3か月しっかり冷やしましょう。そうすることで、翌春の開花が美しくなります(これを休眠打破と言います)
◯水は乾いたらたっぷりあげます。小さい鉢は置き場所によってはすぐに乾きますので注意しましょう。
◯屋内管理の場合は日照や風通しの条件が悪く、具合が悪くなりやすいです。しかし定期的に活性剤を与えることでより健やかに育成可能です。