キンズ|石木花図鑑

キンズ

はじめてキンズを見た人は、まさか本物の植物だとは思わないのではないでしょうか。オレンジ色の実というのは不思議と目を惹くもので、枝先に実をつけたキンズの佇まいはまるでミニチュアの蜜柑の木。キンズは柑橘類の中でもっとも小さな種類で、実の大きさは1cm~1.5cmほど。色や形もみかんと同じなので食べたくなりますが、美味しくはないので食用には向かないようです。しかし、鳥は食べにやってくるので注意しましょう。また、キンズは成長が早いので剪定など手入れする楽しみも多く、青い実が徐々に大きくなる過程を楽しむ醍醐味があります。
キンズの育て方

置き場所

柑橘類は総じて暖地性の植物なので日光をよく好み、寒いところはやや苦手。通年日当りの良い場所に置き、冬は保護するようにしましょう。

屋外の場合

柔らかな風や、優しい雨は植物を十分にリフレッシュさせてくれます。夏の日差しは強く、過度に乾く原因となるので注意が必要です。

「春・秋」

日当たりと風通しの良い環境で育成しましょう。直射日光でも問題ありません。しかし春先は急に冷え込むときもあるので霜などに当たらないように注意。秋は外気が20℃を下回った頃から屋内などにしまう準備をしましょう。

「夏」

基本的に日光をこのみますが、日陰から急に日向に出すと強い直射日光によって葉が傷んだり枯れたりすることがあるので注意が必要です。小さい鉢植えの場合、夏の直射日光は乾燥しすぎる原因になります。あまりに乾く場合はすだれや遮光ネットで日差しを遮るなど工夫しましょう。

「冬」
寒さにはあまり強くありませんので、寒風や霜から保護しましょう。基本的にムロや屋内で管理することをオススメします。

屋内の場合

屋内で管理する場合、日当りの確保が最も大切なポイントです。窓辺など日当たり良い場所で育成しましょう。しかし通年屋内では植物は徐々に弱くります。定期的に外気に触れさせ、雨に当てると植物はリフレッシュできます。

「春・秋」

窓辺など、日当たりと風通しの良い環境で育成しましょう。

「夏」
窓越しでしたら、夏の日差しも問題ありません。明るい場所で育成しましょう。たまに屋外に出してリフレッシュさせてあげましょう。

「冬」
暖房の風が直接当たるような場所や、暖かすぎる場所は避けましょう。基本的には肌寒いくらいの環境で「冬を体験」させてあげた方が植物にとって優しい管理となります。

→植物の冬越しについて

水やり

水をよく好みますので乾きに注意しましょう。乾燥させ過ぎると根が傷み、葉先が枯れることがあります。基本的には乾いたらたっぷり与えますが、「乾きそうだな」くらいの早めのタイミングで水をあげて丁度いい管理となります。水やりの目安は、春秋は1~2日に1回、夏は1日1~2回、冬は2〜3日に1回です。また、暑い時期の葉水は、葉の乾燥防止や健康維持に効果的です。朝や夕方に霧吹き等で与えるといいでしょう。※水やりの目安はあくまで「目安」です。環境によって乾き方が違いますのでよく観察して判断しましょう。

水やりのタイミング

肥料

肥料をよく好みます。しっかり施肥することで元気に成長し、花付き・実付きが良くなります。春~秋にかけて週に1回程度液肥を与えましょう。また、冬は月2回程度与えましょう。 ※バイオゴールドヴィコント564を基準にしています。その他の肥料を与える場合は説明書などを参考にしてください。 ※置き肥の場合は春~秋に月1回、固形肥料を与えます。

病害虫

病害虫にとても強いのですが、風通しが悪い屋外などではカイガラムシがつくことがあります。また、蝶々が卵を産みにくることがあるので近くを飛んでいる場合は注意。市販の防虫ネットなどで対処できます。

→病害虫について

キンズ(金豆)の別名

マメキンカン(豆金柑)、ヒメキンカン(姫金柑)、ヤマキンカン(山金柑)、など。

キンズの詳しいお手入れ

金豆(キンズ)に適した用土

一般には赤玉に鹿沼土を混ぜたものを使用します。「石木花の土:酸性」が適します。

植え替え

健康なキンズは根の成長が旺盛なのでおよそ2~3年に1回を目安に植え替えます。根が回りすぎると水はけが悪くなり、葉色が悪くなります。適期は5~6月ですが、植え替え後はあまり急激に日差しに当てたり、乾燥しないように気遣いましょう。また太い根はしっかり切り込んで根の量を減らしましょう。かなり切っても新しい根が生えます。

芽摘みと剪定

キンズは成長が旺盛な木です。枝元や幹から出る新芽(胴吹き芽)は、幹を中心としたとき内向きに生えるものは早めに剪定し、旺盛に伸びる新梢は5~6月ころ2枚ほど葉を残して剪定しましょう。早めに剪定しても9月頃までは枝が伸びるので、その都度剪定します。

実生で育てる

キンズの実は、発芽率が高いので種を蒔いて増やすことも出来ます。その場合は3月頃、完熟した実を採取して果肉を綺麗に取り除き、種をよく洗います。それを赤玉土等に植えれば6月頃には発芽します。その年はそのまま成長させて翌年にはポットなどに植え替えて育成しましょう。時間や手間がかかりますが、一から育てるのも盆栽の醍醐味と言えます。

育成のポイント

◯日光をよく好みますので日当りのいい環境で育成しましょう。また、基本的に暖地性の樹木なので冬の寒さは苦手です。屋外管理の場合は気温が下がりきる前に保護してあげましょう。

◯春の霜害には注意しましょう。

◯夏の水切れに注意します。朝に水をやっても夕方乾いてしまうようなら置き場所を工夫しましょう。

◯たっぷりの水とたっぷりの肥料をあたえることで元気に成長します。※しかし、乾きが弱い時期には無理に水やりする必要はありません。過度な水やりは根腐れを引き起こす原因になりますので、良く観察しましょう。

◯特に屋内管理の場合は日照や風通しの条件が悪くなりやすいため、活性剤を定期的に与えることでより健やかに育成できます。

肥料・活性剤

光沢のある楕円形の葉をつけます。
初夏~夏に小さな白い花をつけます。
花の後に小さな緑色の実を付けます。秋に向けて徐々に大きくなり、寒くなる頃に色づきます。
耐寒性
水やり
日光
肥料