コムラサキ

長楕円形で縁には鋸歯があります。
6~8月、葉の脇から伸びた枝に次々と10~20個ほどのつぼみをつけます。
実はつやのある美しい紫色をしています。
耐寒性
水やり
日光
肥料
小さな実でも華やかに彩る「小紫式部」。秋に紫色の実をつけた姿は、気品ある美しい佇まい。夏に結実した実は10~11月になると緑色から明るい紫色に熟していきます。そして落葉した後も実は枝先に残り続けるので、冬も侘び寂の風情ある姿を堪能できます。

コムラサキの育て方

置き場所

屋外の場合

花つきをよくするためには日当たりのよい場所で育成しましょう。日当たりが悪いと花つきが悪くなり、鑑賞できる実の数も減ってしまいます。しかし、強い西日や夏の直射日光は葉焼けの原因となりますので注意しましょう。

 

【夏場】

風通しのよい明るい半日陰で管理します。強い直射日光や西日は葉焼けや急激な水切れの原因になるので避けます。よしずや遮光ネットなどを用いて日陰をつくるのもオススメです。

【冬場】

自然界と同様に、しっかり冬を体験させる必要があります。屋外管理で問題ありませんが、寒風や霜からは保護しましょう。ムロや半屋内(寒い場所)などで管理することをオススメします。なお、落葉後は日光に当たらなくても特に問題ありません。

 

屋内の場合

屋内で管理する場合、風通しの確保が重要になります。たまに外の空気に当てたり、雨に当てたりしてあげると植物はリフレッシュできて元気に育ちます。

エアコンの風邪 が直接当たる場所や、直射日光が長時間当たるなど極度に気温の上がる場所は避けましょう。

 

【夏場】

日当りと、風通しのよい場所で管理します。夏の強い直射日光は葉焼けの原因になるので、レースのカーテンなどで遮光してあげると良いでしょう。また、しめきった部屋では蒸れて痛んでしまう可能性がありますので、できるだけ風を通してあげると植物に優しい環境になります。

【冬場】

5℃以下の環境で冬を体験させる必要があります。11月~2月の間は屋外に近い環境で育成しましょう。コムラサキは落葉樹なので、寒さを体験すると紅葉し、そのあと葉を落とします。落葉後は日光が当たらない環境でも問題ありませんので、寒い場所で管理しましょう。

 

水やり

水やりの目安は、春秋は1日1回、夏は朝夕の1日2回、冬は2〜3日に1回です。特に夏場の水不足は葉焼けの原因となります。美しい紅葉のためにも夏の水やりには気を配りましょう。また、暑い時期の葉水は、葉の乾燥防止や健康維持に効果的です。夕方に霧吹きやジョウロで葉水を与えましょう。

→みずやりのタイミング

 

肥料

芽だし後、葉が固まる4~7月頃と、暑さが和らぐ9~10月頃、週1回を目安に液肥を与えます。
より健やかに育成するために、肥料は効果的です。

※バイオゴールドヴィコント564を基準にしています。その他の肥料を与える場合は説明書などを参考にしてください。

※置き肥の場合は真夏と梅雨を除く4~10月の期間に月1回、固形肥料を与えます。

 

病害虫

アブラムシ、カイガラムシ、ハマキムシが付くことがあります。

梅雨など、高温多湿の時期はうどんこ病に注意します。

 

コムラサキ(小紫)の仲間

紫式部、オオムラサキ、シロシキブ、など

 

コムラサキ(小紫)の別名

コムラサキシキブ(小紫式部)、小式部、など

 

木々の小話
  • 小紫の名前の由来。

    小紫は、紫式部という植物の仲間です。実が小さいために「紫式部」→「小紫式部」→「小紫」となりました。
    紫式部は、紫色の実の清楚な美しさを、平安時代の有名な美女「紫式部」にたとえた事が由来とされています。また、紫色の実をびっしりつけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」となっていった、との説もあるようです。

    気品ある美しい実にぴったりの名前ではないでしょうか。
コムラサキの詳しいお手入れ

コムラサキに適した用土

基本的には赤玉土を主体に腐葉土を混ぜた混合土を使用します。

「石木花の土プラス」が適合します。

 

 

植え替え

コムラサキの植え替えの時期は2~3月または11~12月頃、落葉している状態で行います。葉がついた状態での植え替えは木にダメージを与えることもあります。2~3年おきを目安に行うといいでしょう。

 

挿し木

コムラサキの挿し木は古枝挿しなら3月頃、新梢挿しなら6~7月頃が最適な時期です。挿した後3~4日程は日陰で管理し、その後は風のない半日陰に移動します。新芽が伸びてきたら日の当たる場所に移動してください。

コムラサキの育成のポイント

○植物に四季を体感させてあげることで末永く健康的に育成できます。特に冬はしっかり休ませてあげましょう。

 

○夏は直射日光を避けた、明るい日陰や半日陰で管理します。よしず等で日陰を作るのもいいでしょう。

 

○小さな鉢で育成する場合、水切れさせないように注意します。特に夏場は、朝に水をやっても夕方乾いてしまう様なら置く場所を工夫し、出来るだけ涼しい所で管理しましょう。どうしても乾いてしまう場合には、腰水で凌ぎます。※日々の育て方をご参照ください。

 

○暑い時期や乾燥する時は、朝や夕方に葉水をするのも大変効果的です。

 

○屋内管理の時間が長いと、徐々に元気がなくなってしまいます。できるだけ自然の風に当てて育てるよう心がけましょう。雨の日は外に出して雨に当ててあげたり、夜は夜露に当てたりするとリフレッシュできます。

 

○活性剤を定期的に与えることで、より健やかに育成できます。

○実を楽しむためには、花を咲かせる必要があります。花を咲かせやすくするには、良く日に当てて、肥料を与えることが最も大切なことです。

→肥料・活性剤