トキワヒメハギ Polygala chamaebuxus var.grandiflora

トキワヒメハギ Polygala chamaebuxus var.grandiflora

常盤姫萩(トキワヒメハギ)は欧州アルプス原産の高山植物。花は紅紫色と黄色の複色で、10〜15cmの高さに成長します。名にハギと付きますが、ハギ属ではなくヒメハギ(ポリガラ)属の植物です。愛嬌のある葉姿と、長い期間咲き続ける美しい花が魅力的な植物です。
トキワヒメハギの育て方

置き場所

基本的に日当たりのよい場所を好みますが夏場は強い日差しから保護しましょう。乾燥には強いですが、時期に応じて適切な量の水やりを欠かさないようにしましょう。

屋外の場合

「春」

新芽の時期ですので日当たりのよい場所で管理しましょう。また、表土が乾いたらたっぷり水をやり、緩効性肥料を少量与えましょう。

「夏場」

直射日光は避けるようにしましょう。半日陰が理想的です。土が乾燥する場合は朝夕2回の水やりを心がけましょう。高温を嫌いますので、蒸れは注意が必要です。

「秋」
日当たり確保することで花が咲いている状態を長く維持することができます。夏場程こまめに水やりをしなくてもよいでしょう。

「冬場」

霜の当たらない場所で管理しましょう。
寒冷地では気温が高くなりすぎない室内に移動することが望ましいです。水やりは控えめでかまいません。

屋内の場合

屋内で管理する場合、風通しの確保が重要になります。エアコンの風が直接当たる場所や、直射日光が長時間当たるなど極度に気温の上がる場所は避けてください。たまに外の空気や雨に当てたりしてあげると植物はリフレッシュできて元気に育ちます。

「春」

日当たりのよい窓際で管理するのがよいでしょう。風通しの確保も意識しましょう

「夏場」

乾燥には比較的強いですが、エアコンの風や直射日光が当たるような場所には置かないようにしましょう。また、蒸れにも注意が必要です。
※室内育成の場合、小さな扇風機やサーキュレーターなどで優しい風を当ててあげるのも効果的です。常時風をあてるのではなく、リズム風や自然風に調整できるものがいいでしょう。

「秋」
屋外同様に光量を確保することで、花が咲いている状態を長く維持することができます。また、冬に向けて水やり頻度を徐々に減らすことを意識しましょう。

「冬場」

明るい窓辺で管理し、水やりは控えめに。成長が停止する時期なのであまり手をかけすぎないようにしましょう。
暖房の効いていない場所など寒いところが適しています。低温を体験すると春の芽吹きや花付きがよくなります。

→冬越しについて

水やり

乾燥には強い樹種ですが夏場の水切れには注意しましょう。乾いてきたらたっぷり水を与えることが元気に育てるポイントです。過湿は根腐れの原因になるので要注意です。
水やりの目安は、春秋は1日1回、夏は朝夕の1日2回、冬は2〜3日に1回です。
※冬場、屋外環境で越冬させる場合は1週間に1度くらいの頻度になりますが、定期的に乾き具合を観察しましょう。

暑い時期の葉水は、葉の乾燥防止や健康維持に効果的です。朝や夕方に霧吹き等で与えるといいでしょう。また、どうしても乾きやすい時期や外出時などは腰水という方法が有効です。
腰水について

肥料

与えすぎると葉ばかり茂るため控えめでかまいません。春と秋に月1回程度の頻度で与えるのがよいでしょう。
※バイオゴールドヴィコント564NEOを基準にしています。その他の肥料を与える場合は説明書などを参考にしてください。

※置き肥の場合、コケを外して表土に置きます。春と秋に月1回ほど、固形肥料を与えます。

病害虫

害虫に強い樹木です。春から夏にかけてまれにアブラムシ、ハダニ、カイガラムシがつくことがありますので、早期に取り除き、風通しのよい環境で生育しましょう。

→病害虫について

木々の小話

ひっそりと咲く美しき花。

トキワヒメハギの花は、紅紫色と黄色の美しいコントラストが魅力。
「隠者」「信じる恋」といった花言葉を持ちます。

「隠者」の由来は、高山や人里離れた環境でひっそりと咲くことから。

「信じる恋」は蝶のように舞う花の姿やピンク色の花弁に象徴され、純粋で揺るがない恋心や信頼のある恋を表します。

トキワヒメハギの詳しいお手入れ

トキワヒメハギに適した用土

基本的には赤玉土を主体に腐葉土などを混ぜた混合土を使用します。

【石木花の土】が適合します。

植え替え

2年おきに、春に行うのが理想的です。根鉢を崩しすぎないようにしましょう。

剪定

花後に軽く剪定する程度にし、強剪定はしないようにしましょう。風通しの確保が目的です。

トキワヒメハギの育成のポイント

◯水と肥料の与えすぎには注意しましょう。

◯高山植物で比較的寒さにも強い植物です。あまり手をかけすぎないことも育成のポイントです。

◯植物に四季を体感させてあげることで末永く健康的に育成できます。

◯夏の水切れに注意します。朝に水をやっても夕方乾いてしまうようなら置き場所を工夫し、できるだけ涼しいところで管理しましょう。どうしても乾いてしまう場合は腰水でしのぎます。※腰水の常用はNGです。あくまで暑い期間限定にしましょう。

◯特に屋内管理の場合は日照や風通しの条件が悪くなりやすいため、活性剤を定期的に与えることでより健やかに育成できます。

肥料・活性剤

Leaf
小さめで楕円形で革質でやや厚みがあり、常緑で一年中葉を保ちます。
Flower
中心が黄色く、周りの花弁は紅紫色の一風変わった花を咲かせます。春〜秋まで断続的に開花します。
Seed
結実すれば、小さな蒴果(さくか)がなりますが、観賞価値は低めです。
耐寒性 Cold
水やり Water
日光 Sun
肥料 Fertilizer